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走り書き:ミキシングについて

今回アルバムリリースを控えてなんとなくやっていたこの作業に少し本腰を入れて向き合うことにしました


今は配信サービスなどではすべての楽曲を同じくらいの聴感音量に揃えるため、ひたすらなるべく大きい音のミックスを作ろうみたいな流れはいつのまにか終わっていたらしいです

ぼくの楽曲は使ってる音の性質上どうしたって大きな音でミックスはできないのに、耳のそばで鳴ってるようなロックより第一印象が薄かったらいやだと思って無理やり音量稼いでアレンジの時の方が抑揚があってよかったんじゃ?という事態にしばしば陥っていたので、このことを知れたのはかなり大きな収穫でした

1月入ってからアルバムを良きバランス、良き音で仕上げるためのノウハウを片端からかき集めました。ようやくある程度疑いなく作業に没頭し試行錯誤できるだけの知識を蓄えることができてきた気がします


決してプロのミキシングエンジニアになりたいわけではないので、プラグインを片端から比較してベストを探すなんて作業をすることに割く時間はないのです。こういう作業はえてして心的リソースも食うため本当に注意したい

さあ、仕上げの作業に集中していきたいところです


年末年始の調べものの末、出した結論について以下箇条書きで書きます

音楽やってる人にしかわからない内容になりますがアウトプットして整理したいのでご容赦ください


・各トラック、マスターともに20dB=0VU(今回のみ-18DB=0VU) スピーカーは鳴らしたい音量で鳴らす。これで盛り上がるところで+4-6dBくらいを狙ってレベルを書けば聴感上ベストなバランスを組んだときにめったにピークでも0dBFSは叩かない

・あくまで作編曲家なので、サチュレーションやひいては空間系まで色付けはアレンジ段階でやっておく。ぼくのミキシング作業はオートメーションとコンプによるレベル調整、EQによる整理整頓、BusCompによるGlue。ひいては楽曲のもつ抑揚的魅力を最大限活かすバランスを作ること

挿しただけでいい感じになるわけねえだろ。クリーンなツール使いを心掛ける。色付けは目的を持つ

・ぼくにとってのマスタリングはそこから配信規定ラウドネスで仕上げること。基本96kHz/32bitで書き出したものをハイレゾマスター版としそのときの配信サービス規定に合わせたラウドネス調整を行ってリリース。


写真は何の関係もない好きなゲーム


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